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Quarter Master QTR-1 H.M.Murdock (過去記事リバイバル) [ナイフ]

クォーターマスター序章

メーカーサイトの写真でも、ショップの写真でも比較写真が無いので、それぞれがどれくらいの大きさがあるのか直感的に判りにくい。
とりあえず、これだけ先にお伝えしておきたい。

ハズレゼロではないようだが、俺のところに来たものは R4 のピボットネジ穴が少し潰れていた他は状態良好だった。
あと、フォールディング派の俺がフィクストブレードの R7 をいち早くせしめるのはどうかと思い、とりあえずは遠慮した。
結局 R7 が早々と売り切れることはなかったので、最終的には買ったが。

では、フィクストブレード R7 を除くフォールディングナイフ 8本を御覧いただこう。
一応、比較のためにアルファドラドを置いておく。
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ところで、アルファドラドがタフなナイフだということは誰もが認めるところだろう。
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で、R1 マードックとアルファドラドを並べてみると・・・
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なんというオーバースペックだ。もう笑うしかない。

次に重量比較。アルファドラドに続いて、比較的小型の R1 マードックと R3 テンプルトン。
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軽量化とか全く考えてないな。もう笑いが止まらない。

軽いナイフしか出て来なくなったらナイフを買うのをやめるつもりだが、まだまだこの趣味から抜け出せそうにない。

続いて Quarter Master QTR-1 H.M.Murdock へ。

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御来訪者様の一人、そまりんさんから次のようなコメントを頂いたが・・・
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マードック(或いはテンプルトン)は、あのサイズであのゴツさと密度。
ある意味クォーターマスター社の理念を、端的に表しているモデルだと思います。

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全く同感で、今日のモデルは「なんとなく」ではなく、「これを一番手にしよう」と思って一番手にしたのではないかという気がするのだ。

クォーターマスター QTR-1 H.M.Murdock だ。
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パッケージはあまり凝ってはおらず、汎用型のダンボール箱。
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ただ、"QTRMSTR"の文字の部分はアルミテープを使用している。

中にはこのようなミニカタログが。
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この段階では、8番までだったようだな。

それから御丁寧にラミネートまでしてあるシリアルカード。
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マードックはこの通りアルファドラドよりも一回り小型だ。
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ん?こいつ直刃じゃないか!

メーカーサイトの写真は、この通り、珍しい極小サイズのハーフセレだ。
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あと、オーヤスヤさん営業当時の商品写真もハーフセレだった。
そして、"Q"のロゴマークと"USA MADE"の文字とシリアルナンバーの位置もメーカーとオーヤスヤさんと俺の元に来たやつで全て違っている。
(メーカーサイトのものはプロトタイプのようでシリアルナンバーが無いので"Q"の位置だけ注目。)
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俺の元に来たやつはシリアルナンバー28番で直刃。
オーヤスヤさんのは11番のようでハーフセレだ。

俺は当初から「直刃があればいいのになあ」と思っていたのでラッキーだが、なんか奇妙だな。
このあたりのいきさつを知りたいものだが。

セレーションで一番使い心地のいいのは言うまでも無くフルセレ。
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それもある程度長さのあるやつだ。

一方、小型ナイフのハーフセレや、大型でもセレ部の小さいものは使い辛い。
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ハモンドクルーザーのセレですら、小さくてイマイチだ。

ましてや、こんな小さなセレだと実用的にはかんべんして欲しい。
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見た目には面白いのでコレクションアイテムとしてはいいが。

このハンドルにしては大きめのクリップが後方取り付け。
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逆サイドに付け替えも簡単で、左手でも操作性良好。
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人差し指でのオープンも結構やりやすい。
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また、ブレードの重さを利用して慣性振り出しも快適だ。
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グリップ感触まずまず良好。
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それにしてもごついな。

クリップ末端を水平方向に曲げているので、どう転んでも手に食い込むことは無い。
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逆手握りも感触良好だ。
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ただ、大きさがこの通りなので、順手にしろ逆手にしろ、手の大きい人だと辛いだろうな。

精度良好。ばっちりど真ん中。
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ピボット部を覗き込むとボールベアリングの鋼球が見える。
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ロッキングライナーの噛みが浅いようだが・・・
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ブレードバック打ち付けテストでもびくともしない。
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特に問題は無いようだ。

ハンドルが小さいため、当然ロッキングライナーも短く、それゆえテコの原理でテンションやや強め・・・
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いや、アルファドラドのほうがよほどきついな。
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エッジは全体的にやや鈍角気味で、砥ぎの完成度 90% くらい。
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そのため、切れ味はたいしたことなく・・・ああ!このエッジは・・・

S&W CKG21BR と同じタイプだな。
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荒仕事ガンガン系。

ラフな作業ほどこいつの本領だろう。
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武器として使った場合、頭蓋骨ぶち抜くのも簡単なんじゃないか?

ハンドル重けりゃブレードも重い。なのでウエイトバランスはこれくらい。
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ハンドルインナーは少し肉抜きしてあるが、ハンドルに軽さは全く感じられない。
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全長 152mm 、重量 147g 、
ブレード厚 5.1mm 、ライナー厚 2.0mm 、
ハンドル厚 17.4mm 、クリップ含む 22.0mm

参考比較データ:アルファドラド
全長 166mm 、重量 123g 、
ブレード厚 2.6mm 、ハンドル厚 15.0mm 、
右サイドライナー厚 2.5mm 、左サイドライナー厚 2.2mm 、
ロッキングライナー厚 1.1mm 、

クォーターマスター好きの中に軽量ハンドル好きが居るとは考えにくいので、
このシリーズ中ではこの点についてはいちいち述べない。

また、7番と9番以外は全てライナーロックもしくはフレームロックなので、
この点についても述べないことにする。

というわけで、クォーターマスター1番手マードック、
手の大きい人を除き、このゴツさに魅力を感じる人にお勧めしたい。

(なお、7番手のフィクストブレード、トーマス・マグナムがこの時点でも売り切れてなかったため購入決定となり、1番から9番まで、省略無しでやれることになった。)

では、次回、クォーターマスターの2番手のこいつをやろう。
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4月14日(日)の夜のアップを予定している。

また、マンティスの Vuja De も買ったので、9番の記事の次にこれをやろうと思う。

今日も御来訪ありがとう。それじゃあまた次回も御来訪よろしく。

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旨い甘酒飲みたくないか?

「とりあえず飲めりゃいい」じゃなくて「本当に旨い甘酒を飲みたい!」なら、購入ポイントはこの一点に尽きる!

ズバリ!「要冷蔵」!
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つまり加熱殺菌してないってことだ。

旨い理由が「菌が生きてるから」なのか「熱変性してないから」なのかは俺にはわからない。

しかし、格段に旨いことだけは確かだ。

加熱殺菌したやつなんか飲む気がしなくなるぞ。

俺の知ってる限り、これに該当するのは「かねこみそ」のやつと「鳴門屋」のやつだけだ。

ただ、ネット通販では「かねこみそ」のほうが入手しやすいかな。
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かねこみそなら2本あるいは8本(1ケース)で買えるが、鳴門屋のほうは12本(1ケース)+他の何か1ケース、他に欲しいものが無ければ24本(2ケース)買わないといけないので、少人数だとちょっと辛いな。
高槻市に住んでた頃は、旧ダイエー摂津富田店(現イオンフードスタイル)に両方入荷してたので入手しやすかったが、今はどうなってるかな?

あまりに旨くて腹減ってるときに飲むと丸々一本空けてしまう。
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