Quarter Master QTR-2 B.A.Baracas (過去記事リバイバル) [ナイフ]
カランビットでここまでゴツいのは見たことが無い。
エマーソンのカランビットなどはかなり繊細なエッジで、戦闘に使う場合、首などの軟らかい部分を狙うことになると思うが、こいつは「どこでもいいから力任せにぶち込む」という闘い方になるような気がする。
クォーターマスター2番手、バラカスカランビットだ。
今日は一足早く、クォーターマスターの三種類のカランビットの比較をやってみよう。
バラカスがやたらとゴツく、セオドアとキットがかなり似たアウトラインなのが判る。
まずはハンドル。バラカスは左右対称型。
重心が左右に偏らない、俺の一番好きなタイプだ。
リング部分のスペーサーはG10。
セオドアは左右非対称。こういうのを見ると「片側G10無垢じゃないだろうな」と身構えてしまうが・・・
大丈夫。G10側にもステンライナーが入っている。重心の偏りは大きくない。
これもリング部分のスペーサーはG10。
キットも左右非対称なのだが、金属部分はブレードとネジ以外ほとんどチタン製だ。
ハンドルのA,Bのみならず、リング部分のスペーサーC、クリップパーツのD,E,Fまでもチタンのようだ。
バラカスやセオドアに比べるとかなり軽く取り回ししやすい。
ブレードは見ての通り。一番薄手のキットでも 3.1mmあるのだが・・・
初期刃付けが一番鋭いのはセオドア。
エッジは切っ先まで鋭角。砥ぎの完成度 100% 。
二番目はキット。
これも切っ先まで鋭角なのだが砥ぎの完成度 95% くらい。
バラカスのエッジは特別鋭角というわけではなく、砥ぎの完成度 90% くらい。
切っ先も針のように尖ってはおらず、頑丈さをある程度重視しているように感じる。
セオドアとキットは切っ先も尖っている。切れ味重視だな。キットのみスウェッジ付き。
なお、キットはその特殊なオープン形態により、サムホールはオープン動作に使われることは無い。
グリップ感触を比較してみよう。バラカスは俺の手には少々大きい感じがする。
穴も大きく、ハンドルも重く、ローリングは怖くて出来ない。手の大きい人にはいいだろう。
セオドアはジャストフィット。しかし、それゆえ、手の大きい人だと窮屈かもしれない。
サイズ的にはいいのだが、これもまたハンドルが重くてローリングは怖い。
キットも同様にジャストフィット。
しかもチタンハンドルのため、適度に軽くてローリングがやりやすい。
バラカスもマードック同様ボールベアリングで、ロック完全解除状態だとブレードぷらんぷらんなのだが・・・
ホロウグラインドが幅広く取られていることと、大きなサムホールがふたつも開けられているため、マードックに比べるとブレードが軽く、また、クリックストップが少々強め。
そのため慣性振り出しは困難。
しかし、薬指または小指でクリックストップを外してやれば・・・
その後簡単に振り出せる。
マードックとはクリップ形状が違い、ネジも T6 ではなく T8 。
左右付け替えは簡単で、左手での操作性もいい。
ハンドルは結構凸凹が多いが・・・
特にどれかの出っ張りが手に食い込む感触は無く、グリップ感触は良好。
俺の手には少々大きい、と、それだけだ。
精度良好。ばっちりど真ん中。
なぜか九種類のうち、バラカスのみに TEXAS MADE の刻印がある。
クォーターマスター社はテキサス州にあるのだろうか。
ステンライナーは肉抜き無し、ブレードはあまり重くないため重心は後寄り。
全長 172mm 、重量 173g 、ブレード厚 5.1mm 、ライナー厚 2.0mm 、
ハンドル厚 18.7mm 、クリップ含む 23.9mm
アーネスト・エマーソン氏なら、こんなゴツいのも使いこなせるんじゃないか?
とりあえずはコレクションアイテムとして、見た目の好きな方全てにお勧めしたい。
あと、クォーターマスターが採用しているボールベアリング、後から気付いたのだが、ナイフを分解メンテナンスしても鋼球がバラける心配は無いことが判った。
砂や泥が入ったときなど、安心して分解掃除して良さそうだ。
なお、御来訪者様の一人 Z@CCSさんから次のような御質問を頂いた。
*******************************************
クォーターマスターR5 セオドア(限定品)かフォックス カランビット G10で悩んでいます。
どちらがおすすめでしょうか?
*******************************************
なので、R5 セオドアの記事ではフォックス カランビットとの比較をやりたいと思う。
さて次回だが・・・
クォーターマスター3番手のこいつ行こう。
おっと!フィンガーフリップタイプだな。
4月21日(日)の夜のアップを予定している。
今日も御来訪ありがとう。それじゃあ、また次回も御来訪よろしく。
────────
いつぞやのレトルトカレーが物凄くしょっぱかったので、腹いせと口直しを兼ねてカレーを作った。
今は4月だが、作ったのは3月中頃。
カレーとかシチューとかおでんとか、一度に食い切れないものは冬場にしか作らない。
(部屋や玄関を冷蔵庫として利用できる。)
プロのように「フォンドボー作って」「スパイスを調合して」なんてことまではしない。
市販のS&Bフォンドボーディナーカレーの固形ルウを使う。
こいつが一番好きだ。
パッケージがまた変わったな。
いつも思うんだが、パッケージのレシピ通りだと一時間以内に出来上がってしまうな。
これで旨いカレーになるんだろうか?
俺の場合、シャトルシェフ使って三日がかりなんだが。
この新パッケージの上辺を見ると、「ソテー・ド・オニオン」と書いてある。
いつもは玉葱のみじん切りを茶色くなるまで炒めていたが、それが既に入っているということか?
それじゃあ、玉葱無しでもいいってことじゃないのか?
茶色くなるまで炒めた玉葱なら食えるとは言え、そこに至るまでに大量の毒ガス浴びることになるので、玉葱無しでいけるならそれに越したことはない。
なので今回は玉葱無しでチャレンジ。
俺は牛すじカレーが好きで、いつもはスーパーで牛すじ買ってくるが、今回ネットで「牛メンブレン」と「牛アキレス腱」を見かけたので初めて使ってみることに。共に1kgドカンと入っていて、特にメンブレンが分割できそうになかったので一気に作ることにした。
牛すじ2kgなので、S&Bフォンドボーディナーカレー固形ルウ6箱。
まず、牛すじを軟らかくなるまで水煮するが・・・
アキレス腱はスーパーの牛すじ同様、煮崩れてしまいそうだな。
切る必要無しと。
あと、鍋に大量に浮いている脂は後でキノコ炒めに使う。
メンブレンは結構残りそうなのでハサミで切っていく。
キノコはエリンギ、ブナシメジ、マイタケを使用。
このうちマイタケは旨味だけ残して煮崩れてしまう。
キノコは多量の油を吸うので、新たに炒め油は用意せず、鍋に浮かんだ牛脂を動員する。
過去にこいつにワインを加えたことがあったが、カレーに酸味がついたのでやめた。
キノコ炒め後、フライパンに残った脂をすりおろしりんごとすりおろし人参に吸わせる。
りんごと人参を炒める必要は無い。
こうすると後が楽だと言うだけだ。
牛すじにキノコ炒めを加えてさらに煮込む。
すりおろしりんごとすりおろし人参加えてさらに煮込む。
S&Bフォンドボーディナーカレー固形ルウ1箱につき、りんご1個、人参1本、なので今回ルウ6箱なのでりんご6個、人参6本、おまけで人参のぶつ切り1本。
「おいおい、それだとあまりに塩気が足りなくないか?」と感じる人も居るかもしれないな。
いや、むしろここまでしないとしょっぱいんだ。
せっかくの自作カレーなんだから、たっぷりかけたいんだ。
レトルトカレー200gに白飯200gというのは、それより飯が多いと旨くないし、飯が少ないとしょっぱいからなんだ。
ところで俺は白飯200gに自作カレーどれくらいかけてるのか?今まで量ったことなかったので、この機会に量ってみようと思う。
一食目
白飯200gに福神漬け適量。これをゼロポイントとする。
秤から下げ、好きなだけカレーをかけて秤に戻す。
432gか。二倍ちょいだな。
あと、味はいつもの俺のカレーだ。
「ソテー・ド・オニオン」はきっちり入っているようで、茶色くなるまで炒めた玉葱のみじん切りを追加する必要は無いと思った。
少なくとも俺の場合は。
二食目
白飯200gに福神漬け適量。これをゼロポイントとする。昨日と同じだ。
秤から下げ、好きなだけカレーをかけて秤に戻すと・・・
424g。似たり寄ったりだな。
やっぱカレーは自作が一番旨いよなー。
説明書き通りにやる人は別として、千人がカレーを作ったら多分千通りのカレーができるんだろうな。
俺のカレーは甘味が強いので、嫌いだという人も多そうだが、カレーはそれでいいんだよ。
カレー好きな人全員が自分好みのやつを作ればいいと思う。
エマーソンのカランビットなどはかなり繊細なエッジで、戦闘に使う場合、首などの軟らかい部分を狙うことになると思うが、こいつは「どこでもいいから力任せにぶち込む」という闘い方になるような気がする。
クォーターマスター2番手、バラカスカランビットだ。
今日は一足早く、クォーターマスターの三種類のカランビットの比較をやってみよう。
バラカスがやたらとゴツく、セオドアとキットがかなり似たアウトラインなのが判る。
まずはハンドル。バラカスは左右対称型。
重心が左右に偏らない、俺の一番好きなタイプだ。
リング部分のスペーサーはG10。
セオドアは左右非対称。こういうのを見ると「片側G10無垢じゃないだろうな」と身構えてしまうが・・・
大丈夫。G10側にもステンライナーが入っている。重心の偏りは大きくない。
これもリング部分のスペーサーはG10。
キットも左右非対称なのだが、金属部分はブレードとネジ以外ほとんどチタン製だ。
ハンドルのA,Bのみならず、リング部分のスペーサーC、クリップパーツのD,E,Fまでもチタンのようだ。
バラカスやセオドアに比べるとかなり軽く取り回ししやすい。
ブレードは見ての通り。一番薄手のキットでも 3.1mmあるのだが・・・
初期刃付けが一番鋭いのはセオドア。
エッジは切っ先まで鋭角。砥ぎの完成度 100% 。
二番目はキット。
これも切っ先まで鋭角なのだが砥ぎの完成度 95% くらい。
バラカスのエッジは特別鋭角というわけではなく、砥ぎの完成度 90% くらい。
切っ先も針のように尖ってはおらず、頑丈さをある程度重視しているように感じる。
セオドアとキットは切っ先も尖っている。切れ味重視だな。キットのみスウェッジ付き。
なお、キットはその特殊なオープン形態により、サムホールはオープン動作に使われることは無い。
グリップ感触を比較してみよう。バラカスは俺の手には少々大きい感じがする。
穴も大きく、ハンドルも重く、ローリングは怖くて出来ない。手の大きい人にはいいだろう。
セオドアはジャストフィット。しかし、それゆえ、手の大きい人だと窮屈かもしれない。
サイズ的にはいいのだが、これもまたハンドルが重くてローリングは怖い。
キットも同様にジャストフィット。
しかもチタンハンドルのため、適度に軽くてローリングがやりやすい。
バラカスもマードック同様ボールベアリングで、ロック完全解除状態だとブレードぷらんぷらんなのだが・・・
ホロウグラインドが幅広く取られていることと、大きなサムホールがふたつも開けられているため、マードックに比べるとブレードが軽く、また、クリックストップが少々強め。
そのため慣性振り出しは困難。
しかし、薬指または小指でクリックストップを外してやれば・・・
その後簡単に振り出せる。
マードックとはクリップ形状が違い、ネジも T6 ではなく T8 。
左右付け替えは簡単で、左手での操作性もいい。
ハンドルは結構凸凹が多いが・・・
特にどれかの出っ張りが手に食い込む感触は無く、グリップ感触は良好。
俺の手には少々大きい、と、それだけだ。
精度良好。ばっちりど真ん中。
なぜか九種類のうち、バラカスのみに TEXAS MADE の刻印がある。
クォーターマスター社はテキサス州にあるのだろうか。
ステンライナーは肉抜き無し、ブレードはあまり重くないため重心は後寄り。
全長 172mm 、重量 173g 、ブレード厚 5.1mm 、ライナー厚 2.0mm 、
ハンドル厚 18.7mm 、クリップ含む 23.9mm
アーネスト・エマーソン氏なら、こんなゴツいのも使いこなせるんじゃないか?
とりあえずはコレクションアイテムとして、見た目の好きな方全てにお勧めしたい。
あと、クォーターマスターが採用しているボールベアリング、後から気付いたのだが、ナイフを分解メンテナンスしても鋼球がバラける心配は無いことが判った。
砂や泥が入ったときなど、安心して分解掃除して良さそうだ。
なお、御来訪者様の一人 Z@CCSさんから次のような御質問を頂いた。
*******************************************
クォーターマスターR5 セオドア(限定品)かフォックス カランビット G10で悩んでいます。
どちらがおすすめでしょうか?
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なので、R5 セオドアの記事ではフォックス カランビットとの比較をやりたいと思う。
さて次回だが・・・
クォーターマスター3番手のこいつ行こう。
おっと!フィンガーフリップタイプだな。
4月21日(日)の夜のアップを予定している。
今日も御来訪ありがとう。それじゃあ、また次回も御来訪よろしく。
────────
いつぞやのレトルトカレーが物凄くしょっぱかったので、腹いせと口直しを兼ねてカレーを作った。
今は4月だが、作ったのは3月中頃。
カレーとかシチューとかおでんとか、一度に食い切れないものは冬場にしか作らない。
(部屋や玄関を冷蔵庫として利用できる。)
プロのように「フォンドボー作って」「スパイスを調合して」なんてことまではしない。
市販のS&Bフォンドボーディナーカレーの固形ルウを使う。
こいつが一番好きだ。
パッケージがまた変わったな。
いつも思うんだが、パッケージのレシピ通りだと一時間以内に出来上がってしまうな。
これで旨いカレーになるんだろうか?
俺の場合、シャトルシェフ使って三日がかりなんだが。
この新パッケージの上辺を見ると、「ソテー・ド・オニオン」と書いてある。
いつもは玉葱のみじん切りを茶色くなるまで炒めていたが、それが既に入っているということか?
それじゃあ、玉葱無しでもいいってことじゃないのか?
茶色くなるまで炒めた玉葱なら食えるとは言え、そこに至るまでに大量の毒ガス浴びることになるので、玉葱無しでいけるならそれに越したことはない。
なので今回は玉葱無しでチャレンジ。
俺は牛すじカレーが好きで、いつもはスーパーで牛すじ買ってくるが、今回ネットで「牛メンブレン」と「牛アキレス腱」を見かけたので初めて使ってみることに。共に1kgドカンと入っていて、特にメンブレンが分割できそうになかったので一気に作ることにした。
牛すじ2kgなので、S&Bフォンドボーディナーカレー固形ルウ6箱。
まず、牛すじを軟らかくなるまで水煮するが・・・
アキレス腱はスーパーの牛すじ同様、煮崩れてしまいそうだな。
切る必要無しと。
あと、鍋に大量に浮いている脂は後でキノコ炒めに使う。
メンブレンは結構残りそうなのでハサミで切っていく。
キノコはエリンギ、ブナシメジ、マイタケを使用。
このうちマイタケは旨味だけ残して煮崩れてしまう。
キノコは多量の油を吸うので、新たに炒め油は用意せず、鍋に浮かんだ牛脂を動員する。
過去にこいつにワインを加えたことがあったが、カレーに酸味がついたのでやめた。
キノコ炒め後、フライパンに残った脂をすりおろしりんごとすりおろし人参に吸わせる。
りんごと人参を炒める必要は無い。
こうすると後が楽だと言うだけだ。
牛すじにキノコ炒めを加えてさらに煮込む。
すりおろしりんごとすりおろし人参加えてさらに煮込む。
S&Bフォンドボーディナーカレー固形ルウ1箱につき、りんご1個、人参1本、なので今回ルウ6箱なのでりんご6個、人参6本、おまけで人参のぶつ切り1本。
「おいおい、それだとあまりに塩気が足りなくないか?」と感じる人も居るかもしれないな。
いや、むしろここまでしないとしょっぱいんだ。
せっかくの自作カレーなんだから、たっぷりかけたいんだ。
レトルトカレー200gに白飯200gというのは、それより飯が多いと旨くないし、飯が少ないとしょっぱいからなんだ。
ところで俺は白飯200gに自作カレーどれくらいかけてるのか?今まで量ったことなかったので、この機会に量ってみようと思う。
一食目
白飯200gに福神漬け適量。これをゼロポイントとする。
秤から下げ、好きなだけカレーをかけて秤に戻す。
432gか。二倍ちょいだな。
あと、味はいつもの俺のカレーだ。
「ソテー・ド・オニオン」はきっちり入っているようで、茶色くなるまで炒めた玉葱のみじん切りを追加する必要は無いと思った。
少なくとも俺の場合は。
二食目
白飯200gに福神漬け適量。これをゼロポイントとする。昨日と同じだ。
秤から下げ、好きなだけカレーをかけて秤に戻すと・・・
424g。似たり寄ったりだな。
やっぱカレーは自作が一番旨いよなー。
説明書き通りにやる人は別として、千人がカレーを作ったら多分千通りのカレーができるんだろうな。
俺のカレーは甘味が強いので、嫌いだという人も多そうだが、カレーはそれでいいんだよ。
カレー好きな人全員が自分好みのやつを作ればいいと思う。
カランビットまでゴツく仕上げるのはこの会社のポリシーを感じますね
軽さは犠牲にする代わりどこにブチ込んでも急所レベルのダメージを与えるというコンセプトのタクティカルカランビットって感じでしょうか
映画映えしそうなナイフなのでその内登場して作品がヒットしたら、ベンチメイド42(キックアス)みたいに急激に人気が出そうです
by まいくろおた (2024-04-16 22:18)
どうも、まいくろおたさん、まいどです。
S&W CK33 もゴツかったですが、
https://starwolf.blog.ss-blog.jp/2021-12-26
バラカスカランビットはそれどころじゃないですね。
段ボール箱にぶち込んでみたいですが、もったいなくてやってません。(笑)
ベンチメイド42、映画に出てましたか。この映画知りませんでした。ぼくの好きそうな感じです。Amazonプライムにあったので後で見てみます。
ぼくの知ってる映画内での有名ナイフはスパイダルコ・ハーピーとエクスペンダブルズ・ボウイとCRKT M16-14 Law Enforcement (The Day After Tomorrow)くらいです。
出て欲しいですねえ、クォーターマスターのナイフ。
by starwolf (2024-04-17 22:40)