Benchmade ( H&K ) 14715BK (過去記事リバイバル) [ナイフ]
俺は派手好きなので、こういう宝飾品的美しさを持ったナイフが好きだが・・・
その一方で、色気を完全に排除した実用一点張りのナイフも美しいと思う。
もちろん、それは宝飾品的美しさではない。
ブルドーザーやパワーショベルなどに感じる美しさだ。無駄の無い機能美と言えばいいだろうか。
今日のモデルもまさにそんな感じ。色気無し飾り無しの実用一点張り。
Benchmade 、Heckler & Koch コラボレーション、14715BK だ。
(既に完売取り寄せ不可)
アメリカ製。ブレード鋼材 D2 。ベベルはフラットグラインド。
見ての通りブレードにもハンドルにも全くクセが無く・・・あれ?なんだこいつ・・・
ちょっと待て!
これ、グリプティリアンよりグリップ感触いいじゃないか!
御存知グリプティリアン、こいつは名前の一部に "Grip" という単語を持つ、超絶グリップ良好モデルだ。
いや、もちろん、グリップ感触というのは好みの問題もあるから絶対などと言い張る気は無いが・・・
しかし、確実にグリプティリアンを凌いでいる部分がふたつある。
ひとつは順手逆手のターン。
グリプティリアンはハンドル側面は滑り止め加工されているが・・・
順手逆手のターンのときに支点となる、この部分はつるつる。
さらにグリプティリアンのこの重心位置。
ハンドルが軽めで前寄りのことも相まって・・・
こうやってターンすると・・・
このようにすっぽ抜けていきそうな感覚があって少し怖い。
一方、14715はハンドルアウターがG10ということに加え・・・
ステンライナーが酸化皮膜コートされていて摩擦係数が高い。
ターンの際の安定感抜群だ。さすがはタクティカル系というところか。
もうひとつはハンドルの滑りにくさ。
このようにクリップホールドせずに開閉動作(クローズは振り入れ)してみるとはっきり判る。
いくら凸凹の滑り止め加工したところで Noryl GTX が G10 を凌ぐのは無理だ。
握ったときにクリップ末端の出っ張りは見事に手の肉に食い込まない位置に来る。
ただし、この点はグリプティリアンもそうなので引き分け。
初期刃付け抜群。薄い紙がにゅるんにゅるん切れる。砥ぎの完成度 100% 。
ただし、この点もグリプティリアンもそうなので引き分け。
切っ先 3mm 程度はタクティカル系よろしく強度確保のため、やや鈍角仕上げだが、それでもこの切れ味。
完璧ど真ん中ではないが、精度はまずまず良好。
ステンライナーは結構肉抜きされており、重くも軽くもない感じ。
重心は中庸というべきか。
順手握りから手を開いてもギリギリ落ちていかない。
全長 210mm 、重量 140g 、ブレード厚 3.8mm 、ライナー厚 1.5mm 、
ハンドル厚 13.1mm 、クリップ含む 17.4mm
実用モデルとして最高と言っていいだろう。
さて、次回だが・・・
ああ、ようやく涼しくなった。
ここまで長かったなあ。
久々の新記事アップをやろう。
http://www.sheffield.rgr.jp/misc01/index.html#outdoor_edge
あと、この値段なんだが、シェフィールドさんに問い合わせてみたら、これで間違い無いそうだ。
10月15日(日)の夜のアップを予定している。
今日も御来訪ありがとう。それじゃあまた次回も御来訪よろしく。
────────
おっと来た!
これは買わねば。
その一方で、色気を完全に排除した実用一点張りのナイフも美しいと思う。
もちろん、それは宝飾品的美しさではない。
ブルドーザーやパワーショベルなどに感じる美しさだ。無駄の無い機能美と言えばいいだろうか。
今日のモデルもまさにそんな感じ。色気無し飾り無しの実用一点張り。
Benchmade 、Heckler & Koch コラボレーション、14715BK だ。
(既に完売取り寄せ不可)
アメリカ製。ブレード鋼材 D2 。ベベルはフラットグラインド。
見ての通りブレードにもハンドルにも全くクセが無く・・・あれ?なんだこいつ・・・
ちょっと待て!
これ、グリプティリアンよりグリップ感触いいじゃないか!
御存知グリプティリアン、こいつは名前の一部に "Grip" という単語を持つ、超絶グリップ良好モデルだ。
いや、もちろん、グリップ感触というのは好みの問題もあるから絶対などと言い張る気は無いが・・・
しかし、確実にグリプティリアンを凌いでいる部分がふたつある。
ひとつは順手逆手のターン。
グリプティリアンはハンドル側面は滑り止め加工されているが・・・
順手逆手のターンのときに支点となる、この部分はつるつる。
さらにグリプティリアンのこの重心位置。
ハンドルが軽めで前寄りのことも相まって・・・
こうやってターンすると・・・
このようにすっぽ抜けていきそうな感覚があって少し怖い。
一方、14715はハンドルアウターがG10ということに加え・・・
ステンライナーが酸化皮膜コートされていて摩擦係数が高い。
ターンの際の安定感抜群だ。さすがはタクティカル系というところか。
もうひとつはハンドルの滑りにくさ。
このようにクリップホールドせずに開閉動作(クローズは振り入れ)してみるとはっきり判る。
いくら凸凹の滑り止め加工したところで Noryl GTX が G10 を凌ぐのは無理だ。
握ったときにクリップ末端の出っ張りは見事に手の肉に食い込まない位置に来る。
ただし、この点はグリプティリアンもそうなので引き分け。
初期刃付け抜群。薄い紙がにゅるんにゅるん切れる。砥ぎの完成度 100% 。
ただし、この点もグリプティリアンもそうなので引き分け。
切っ先 3mm 程度はタクティカル系よろしく強度確保のため、やや鈍角仕上げだが、それでもこの切れ味。
完璧ど真ん中ではないが、精度はまずまず良好。
ステンライナーは結構肉抜きされており、重くも軽くもない感じ。
重心は中庸というべきか。
順手握りから手を開いてもギリギリ落ちていかない。
全長 210mm 、重量 140g 、ブレード厚 3.8mm 、ライナー厚 1.5mm 、
ハンドル厚 13.1mm 、クリップ含む 17.4mm
実用モデルとして最高と言っていいだろう。
さて、次回だが・・・
ああ、ようやく涼しくなった。
ここまで長かったなあ。
久々の新記事アップをやろう。
http://www.sheffield.rgr.jp/misc01/index.html#outdoor_edge
あと、この値段なんだが、シェフィールドさんに問い合わせてみたら、これで間違い無いそうだ。
10月15日(日)の夜のアップを予定している。
今日も御来訪ありがとう。それじゃあまた次回も御来訪よろしく。
────────
おっと来た!
これは買わねば。
ようやく涼しくなって水道水がまともに飲める温度になりましたね
正直自分も体調おかしくなりまくりでした…(寝ても寝ても疲れが取れない)
14715BK、ものすごくいいナイフですね
star wolfさんも過去おっしゃってましたがベンチメイドはいい商品なのにまともなネーミングをつけないのが残念です
CSの旧型リーコン1によく似ていますし、この頃はCSもベンチメイドも全盛期でいいナイフいっぱいありましたね(遠い目)
by まいくろおた (2023-10-11 23:09)
どうも、まいくろおたさん、まいどです。
おっしゃる通り水が冷たくなってきてます!
冷たい麺の美味しい季節到来です!(生ぬるい水で洗うと麺がダレる)
マルちゃんの冷やし中華ごまだれ、ケース買いしてあります!
はくばくの「塩分ゼロそうめん」「塩分ゼロひやむぎ」「塩分ゼロそば」購入予定です!
今年の夏は農作物がかなりやられました。ニワトリが数千羽死にました。
夏好きの方は、これでも夏がいいと言うのでしょうか。
ぼくに言わせれば太陽は吉凶半々です。
崇拝していいようなものではありません。
さて、14715BKです。
「実用モデルとして最高と言っていいだろう」とか偉そうに言っておきながら、
いまだに美術品扱いしてるのは内緒です。
実用にするにはあまりにも出来が良過ぎました。
確かにウルトラロック装備の旧リーコン1似ですよね。
あの頃は良かったですねえ。
by starwolf (2023-10-13 21:57)