Kershaw 1530 G10 Hawk (過去記事リバイバル) [ナイフ]
御存知スパイダルコ・ミリタリーG10 。
手にした瞬間、あまりのハンドルの軽さに「うげ!」。G10無垢のハンドルなんて初めて見た。
購入即売却の記念すべき第一号。
(ちなみに第二号・第三号は、御存知 Tri-Ad Lock 装備の新型リーコン1と 新型 AK-47 。)
この「スパイダルコ・ミリタリーG10」のせいで重量に対してかなり神経質になり、一時はメーカー公表値 4.0 oz. 未満のものは買わない方針まで立てていた。
しかし、後になって思ったのだが、「重い=好き」「軽い=嫌い」だとすれば、120g のミリタリーG10が嫌いで、たった 33g の Kershaw LFK が好きということが説明できない。
そうこうしているうちに手にしたのが御存知ベンチメイドは H&K ラインのコンスピラシー。
こいつはハンドルの左側がG10無垢、右側がチタン無垢。
手にした瞬間、左右の重さが大きく違うのが判る。
こうやって立てようとすると・・・
ごけっと右側にこける。
ハンドルでかいくせに重心前寄りで・・・
握った状態から手を離すと・・・
向こう側に落ちて行く。
見た目が好きなので、しばらく持っていたが、結局愛着わかなくなり、売却。
コンスピラシーのハンドルを模式化するとこんな感じなわけだが・・・
まあ、なんとなく、作るのは楽そうだが・・・
こういうふうに細かく分けるのがそんなに面倒臭いんだろうか?
しかし、安価な中国製のフォルダでも、図2のようになっていて、抜群のウエイトバランスと
抜群のグリップ感触の非常に使い心地のいいナイフがあるということについてはどうなんだろう?
(下記2製品は既に販売終了)
コンスピラシー1本の値段で、この2本買って釣りが来るんだが。
(えーくそ、コンスピ買わずにこの2本追加購入すりゃ良かった!)
しかし、これのおかげで、「総重量よりもウエイトバランスのほうが遥かに重要」ということに気付いた。
あと、CRKTから発売されたこいつも片側G10、片側ステンというウエイト右寄りのタイプだが・・・
こいつはぎりぎり許容範囲内だった。
ただ、許容範囲内とは言っても嬉しくはないので、もうこの手のものは買わないことにする。
ということで、購入の方針が決まった。
「メーカー公表値 4.0 oz. 未満のものは買わない」というのは取り消し、片側もしくは両側がG10無垢やFRN無垢などのものは買わないことにする。
120g のミリタリーG10が嫌いで、たった 33g の Kershaw LFK が好きということの理由も判った。
そうなると、「見るからに軽そうなナイフだ。要らん!」と、購入対象外にしていたあいつ・・・
あれ、もしかして、俺好みのモデルなんじゃないだろうか・・・?
Kershaw G10 Hawk だ。(既に販売終了)
メーカーサイトの写真を見ても、バッチリ左右にステンライナーが入っているのが判る。
しかもクリップでかっ!大型のクリップが後方取り付けデフォルト。
なんと、大型モデルのトレマーとクリップの大きさが同じ。
クリップ大き目のほうがホールドしやすくて好きなので、これは嬉しい!
へえ!結構重量感がある!これ、たったの 54g しかないんだぜ。
おまけにハンドルにクセが全く無く、グリップ感触抜群だ!
手を開いても落ちて行かないどころかぐらつきもしない。
ばっちり俺好みの重心だ。
重量 54g 、ブレード厚 2.9mm 、ハンドル厚 10.0mm 、クリップ含む 14.4mm 。
精度もいい。ほとんどど真ん中。
細身のナイフを見ると、どうしてもこいつらと比較してみたくなる。
CRKT M16 の 01型とほぼ同じ大きさだ。
ただ、ブレードのグラインド、共にホロウではあるのだが、
M16 や EVO はブレードの中ほどから下だけで、エッジ近くも結構厚みを残しているのに対し、ホークはブレードバックから始まっており、ホロウ度合いも強め、エッジ近くはかなり薄い。
また、EVO シリーズや M16 の小型のものは EDC ( Every Day Carry ) に分類されてはいてもタクティカル系の匂いがするのに対し、ホークはハンドルアウターがG10でもタクティカル系の匂いは全く感じられない。
初期刃付け抜群。切っ先まで鋭角。まさにジェントルマンフォルダ。
ひとつ面白いのが、オープン時、まずがっちりクリップホールドして・・・
クリックストップがかなり強めのため、否応無くパシッとオープンする。
かなり指の力の強い人でないと「ゆっくり開く」のは困難。
指の力が弱いほど、ハイスピードオープンしかできないという珍しいパターン。
左手の場合、残念ながらワンハンドオープンはできないのでツーハンドでやろう。
片手操作派の俺にはちょっと悔しいが、ツーハンドのほうが優雅でおしゃれな感じがする。
ツーハンドでオープンしたら、クローズもツーハンドで最後までおしゃれに決めよう。
左手のほうが手のひらのクリップが当たらない分だけグリップ感触がいい。
「左手でのワンハンドオープン不可能だから」という理由で左利きの人がこれを敬遠するのはもったいない。
このあたり、動画にしてみたので、興味のある方は御覧いただきたい。時間は 40 秒だ。
https://www.youtube.com/watch?v=NaShEr3HWzY
ホークがばっちり好みだとすると、同じ理由で敬遠してたこいつ・・・
メーカーサイトの写真でも両側にステンライナーが入っているのが判る。
セレーションも俺好みのやつだ。というわけで即買い。
(既に販売終了)
1本だけ残ってた直刃、買ったのは俺だ。狙ってた人、すまん!
さて次回だが・・・
ヤフブロ時代に御来訪者様の一人、nakataさんから次のようなリクエストを頂いた。
************************************************
どうも、私はついこないだまではカーショウなどの今っぽいナイフがどうも苦手だったのですが。
最近いいなーなんて思うようになったのですがリクエストさせて頂きますね、
今っぽいナイフ特集的なものが見てみたいです。
************************************************
「今っぽいナイフ」とは近代的なハイテクナイフと考えていいだろうが、ただ、俺は近代的なハイテクナイフにしか興味が無く、買うのもそればっかしなので、俺の持ってるやつ、ブログ記事アップしたやつほとんど全部ということになり、実際的ではない。
「どうしたらいいか判りません」ではあまりにも味気ないので、なんとか的を絞ろう。
「今っぽいナイフ」の逆は「今っぽくないナイフ」、これはクラシックなものと考えていいだろう。
なので、クラシックなものから最も遠い位置にあるやつを特集しよう。
クラシックなものから最も遠い位置にあるものはなんだろう?
セミオートか?
いやいや、違うな。セミオートだって、こんなクラシックなスタイルのやつがある。
日本では入手できないが、オートナイフとなるともっと古臭いのもある。
俺が思うに、クラシックなものから最も遠いのは奇抜なデザインのものじゃないだろうか。
奇抜なデザインは、それだけでクラシックではなくなってしまうと思うんだ。
というわけで、次回からは奇抜なデザインのものの特集をやろう。
一発目はこれを。
1月15日(日)の夜のアップを予定している。
今日も御来訪ありがとう。それじゃあまた次回も御来訪よろしく。
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紙に書いたら捨てられなくなるの目に見えているからキーボードに書けば大丈夫と思っていたところが・・・
ファイル捨てられなくなっちまったい・・・
まあいいや、このまま一生持ってよう。
手にした瞬間、あまりのハンドルの軽さに「うげ!」。G10無垢のハンドルなんて初めて見た。
購入即売却の記念すべき第一号。
(ちなみに第二号・第三号は、御存知 Tri-Ad Lock 装備の新型リーコン1と 新型 AK-47 。)
この「スパイダルコ・ミリタリーG10」のせいで重量に対してかなり神経質になり、一時はメーカー公表値 4.0 oz. 未満のものは買わない方針まで立てていた。
しかし、後になって思ったのだが、「重い=好き」「軽い=嫌い」だとすれば、120g のミリタリーG10が嫌いで、たった 33g の Kershaw LFK が好きということが説明できない。
そうこうしているうちに手にしたのが御存知ベンチメイドは H&K ラインのコンスピラシー。
こいつはハンドルの左側がG10無垢、右側がチタン無垢。
手にした瞬間、左右の重さが大きく違うのが判る。
こうやって立てようとすると・・・
ごけっと右側にこける。
ハンドルでかいくせに重心前寄りで・・・
握った状態から手を離すと・・・
向こう側に落ちて行く。
見た目が好きなので、しばらく持っていたが、結局愛着わかなくなり、売却。
コンスピラシーのハンドルを模式化するとこんな感じなわけだが・・・
まあ、なんとなく、作るのは楽そうだが・・・
こういうふうに細かく分けるのがそんなに面倒臭いんだろうか?
しかし、安価な中国製のフォルダでも、図2のようになっていて、抜群のウエイトバランスと
抜群のグリップ感触の非常に使い心地のいいナイフがあるということについてはどうなんだろう?
(下記2製品は既に販売終了)
コンスピラシー1本の値段で、この2本買って釣りが来るんだが。
(えーくそ、コンスピ買わずにこの2本追加購入すりゃ良かった!)
しかし、これのおかげで、「総重量よりもウエイトバランスのほうが遥かに重要」ということに気付いた。
あと、CRKTから発売されたこいつも片側G10、片側ステンというウエイト右寄りのタイプだが・・・
こいつはぎりぎり許容範囲内だった。
ただ、許容範囲内とは言っても嬉しくはないので、もうこの手のものは買わないことにする。
ということで、購入の方針が決まった。
「メーカー公表値 4.0 oz. 未満のものは買わない」というのは取り消し、片側もしくは両側がG10無垢やFRN無垢などのものは買わないことにする。
120g のミリタリーG10が嫌いで、たった 33g の Kershaw LFK が好きということの理由も判った。
そうなると、「見るからに軽そうなナイフだ。要らん!」と、購入対象外にしていたあいつ・・・
あれ、もしかして、俺好みのモデルなんじゃないだろうか・・・?
Kershaw G10 Hawk だ。(既に販売終了)
メーカーサイトの写真を見ても、バッチリ左右にステンライナーが入っているのが判る。
しかもクリップでかっ!大型のクリップが後方取り付けデフォルト。
なんと、大型モデルのトレマーとクリップの大きさが同じ。
クリップ大き目のほうがホールドしやすくて好きなので、これは嬉しい!
へえ!結構重量感がある!これ、たったの 54g しかないんだぜ。
おまけにハンドルにクセが全く無く、グリップ感触抜群だ!
手を開いても落ちて行かないどころかぐらつきもしない。
ばっちり俺好みの重心だ。
重量 54g 、ブレード厚 2.9mm 、ハンドル厚 10.0mm 、クリップ含む 14.4mm 。
精度もいい。ほとんどど真ん中。
細身のナイフを見ると、どうしてもこいつらと比較してみたくなる。
CRKT M16 の 01型とほぼ同じ大きさだ。
ただ、ブレードのグラインド、共にホロウではあるのだが、
M16 や EVO はブレードの中ほどから下だけで、エッジ近くも結構厚みを残しているのに対し、ホークはブレードバックから始まっており、ホロウ度合いも強め、エッジ近くはかなり薄い。
また、EVO シリーズや M16 の小型のものは EDC ( Every Day Carry ) に分類されてはいてもタクティカル系の匂いがするのに対し、ホークはハンドルアウターがG10でもタクティカル系の匂いは全く感じられない。
初期刃付け抜群。切っ先まで鋭角。まさにジェントルマンフォルダ。
ひとつ面白いのが、オープン時、まずがっちりクリップホールドして・・・
クリックストップがかなり強めのため、否応無くパシッとオープンする。
かなり指の力の強い人でないと「ゆっくり開く」のは困難。
指の力が弱いほど、ハイスピードオープンしかできないという珍しいパターン。
左手の場合、残念ながらワンハンドオープンはできないのでツーハンドでやろう。
片手操作派の俺にはちょっと悔しいが、ツーハンドのほうが優雅でおしゃれな感じがする。
ツーハンドでオープンしたら、クローズもツーハンドで最後までおしゃれに決めよう。
左手のほうが手のひらのクリップが当たらない分だけグリップ感触がいい。
「左手でのワンハンドオープン不可能だから」という理由で左利きの人がこれを敬遠するのはもったいない。
このあたり、動画にしてみたので、興味のある方は御覧いただきたい。時間は 40 秒だ。
https://www.youtube.com/watch?v=NaShEr3HWzY
ホークがばっちり好みだとすると、同じ理由で敬遠してたこいつ・・・
メーカーサイトの写真でも両側にステンライナーが入っているのが判る。
セレーションも俺好みのやつだ。というわけで即買い。
(既に販売終了)
1本だけ残ってた直刃、買ったのは俺だ。狙ってた人、すまん!
さて次回だが・・・
ヤフブロ時代に御来訪者様の一人、nakataさんから次のようなリクエストを頂いた。
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どうも、私はついこないだまではカーショウなどの今っぽいナイフがどうも苦手だったのですが。
最近いいなーなんて思うようになったのですがリクエストさせて頂きますね、
今っぽいナイフ特集的なものが見てみたいです。
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「今っぽいナイフ」とは近代的なハイテクナイフと考えていいだろうが、ただ、俺は近代的なハイテクナイフにしか興味が無く、買うのもそればっかしなので、俺の持ってるやつ、ブログ記事アップしたやつほとんど全部ということになり、実際的ではない。
「どうしたらいいか判りません」ではあまりにも味気ないので、なんとか的を絞ろう。
「今っぽいナイフ」の逆は「今っぽくないナイフ」、これはクラシックなものと考えていいだろう。
なので、クラシックなものから最も遠い位置にあるやつを特集しよう。
クラシックなものから最も遠い位置にあるものはなんだろう?
セミオートか?
いやいや、違うな。セミオートだって、こんなクラシックなスタイルのやつがある。
日本では入手できないが、オートナイフとなるともっと古臭いのもある。
俺が思うに、クラシックなものから最も遠いのは奇抜なデザインのものじゃないだろうか。
奇抜なデザインは、それだけでクラシックではなくなってしまうと思うんだ。
というわけで、次回からは奇抜なデザインのものの特集をやろう。
一発目はこれを。
1月15日(日)の夜のアップを予定している。
今日も御来訪ありがとう。それじゃあまた次回も御来訪よろしく。
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紙に書いたら捨てられなくなるの目に見えているからキーボードに書けば大丈夫と思っていたところが・・・
ファイル捨てられなくなっちまったい・・・
まあいいや、このまま一生持ってよう。
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