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Gerber 4056 Affinity Alminium [ナイフ]

サムスタッドの位置が変更できる、と、そんなこと言われると、どうしても気になるよねえ。

Gerber Affinity だ。銅や真鍮は変色しやすくて好きではないので、俺はアルミをチョイス。
http://www.sheffield.rgr.jp/gerber/index.html
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まずは一番気になっているサムスタッド位置変更によるオープン感触の違いだ。
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色々やってみたら、こいつの一番快適なオープンはツーハンドだった。(笑)
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この四角で囲ったところに指がしっかり引っ掛かる。
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俺は、爪があおられるような感じがしてネイルマーク式は大嫌いだが、こいつはいい!
こういうのばっかしだったら、俺はここまでツーハンド嫌いにはならなかっただろう。

では、サムスタッド位置の検証をやっていこう。まずは初期状態の「サムスタッド真ん中」だ。

まず右手。オープン不可。
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サムスタッドとハンドルの間隙がほとんど無い上にクリックストップがきついきつい。

左手ではどうかと言うと・・・

サムスタッドの左右入れ替え実質不可。
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もし左右逆にすると、ブレードが完全に閉じなくなる。だから、完全右手仕様なのだが・・・

左手人差し指で楽々ブレード引き出し可能。
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そしてそこから先は・・・

ブレードをこう持って・・・
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バシッ!と、ハンドル振り出し。
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というわけで、サムスタッド真ん中のとき、左手のほうが快適。

さて、サムスタッドのネジ穴は、T6ヘクスローブだ。
しかし、結構きつめに締め付けられており、ヘクスローブドライバーだとナメてしまいそうだ。
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ここはぜひともトルクスレンチを使おう。
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まずはサムスタッド一番後ろ。
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これはなんかきつそうだな。

右手親指不可。
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左手人差し指不可。
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はい予想通り。サムスタッド一番後ろのとき、物の役に立たない。

よし次行こう。サムスタッド一番前。
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これは力少なくて済むだろう。

うん、かなり楽だな。
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ただ、ストロークが長くて、一発でフルオープンまで持っていけない。

だから一旦親指を離して、手をずりずりと前へ・・・
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それからフルオープン。
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はっきり言って、ツーハンドのほうが手間がかからない。

次に左手。人差し指で引き出すのもかなり楽だ。これはいい!
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そしてブレードをつかんで・・・
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バシッとハンドル振り出し。
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というわけで、サムスタッド一番前のとき、左手のほうが快適。


今度はクローズを検証。

当然のことながら、クローズのときはサムスタッド位置は関与しない。

まずは右手。
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ロックバーへの指の引っ掛かりはいいんだが、とにかくテンションがきつい。
何度もやりたくないし、「このやり方で」こいつを実用にする気にはなれないな。

次に左手。
「指の引っ掛かりはいいが、テンションのきついフレームロック」にありがちなパターン。
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ロック解除めちゃ楽。(笑)
右手親指が「右から左へあおる感じ」なのに対し左手親指は「上から下に押す感じ」なので力を込めやすい。

ツーハンドでも同様だ。左手親指でロック解除したほうが楽だ。
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そして今度はグリップ感触。

まずは右手順手。
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クリップ末端が手に当たって、あまり快適ではない。
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もちろん、我慢できないというほどではないのだが。

次に左手順手。
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クリップのこのくぼみ部分に薬指がはまり、クリップ末端は指に当たらない部分に来る。
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とても快適だ。

あまり逆手で使うようなナイフではないと思うが、一応検証してみよう。
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右手逆手では、クリップ末端が人差し指に当たってあまり快適ではない。
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もちろん、我慢できないほどではない。

次に左手逆手。
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クリップ末端は手のひらに当たらない部分に来る。
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とても快適だ。


さて、もうお気付きだろう。

このナイフは右手仕様でありながら、何から何まで左手操作のほうが快適なんだ。

CRKT M21-10KSF や Kershaw R.A.M. を思い出さないか?

三回目だ。三回目の「思わずニヤリ」。

時々書いているが、俺は左利きの人が単に少数派だからということで不便を強いられるのがどうにも納得がいかない。そればかりか、右利きの人の中には「左ぎっちょ」などという差別語を使う人さえ居る。
だから、こういう「右利き用でありながら、左手のほうが使い心地がいい」ものに出くわすと痛快でたまらず、思わずニヤけてしまうんだ。

さて、あとは「左右」には特に関係無い「初期刃付け」やバランス等を見ていこう。

エッジは結構鋭角のようだが(段刃の幅が広い)、切れ味はまあまあ。
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これはもしかしてまたアレか?

ああ、やっぱし、つるつる。
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磨き過ぎてマイクロセレーションが飛んでしまっている感じ。

こういうのは、ちょっとセラミックで撫でてやれば・・・
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適度に荒れてマイクロセレーションが付き、素晴らしい切れ味に。
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組み立て精度、ほとんど完璧。グラインド精度、かなり良好。
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ハンドルは、ロック側・ステンレススチール無垢、左サイド・アルミ無垢。肉抜き全く無し。
そのため、ウェイトバランスは俺好みの後ろ寄り。
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重量 89g 、全長 210mm 、ブレード厚 2.7mm 、
ハンドル鋼板厚 2.5mm 、ハンドル厚 9.5mm 、クリップ含む 14.6mm

中国製品嫌いの人とフレームロック嫌いの人を除き、左利きの人とツーハンド派の人にゴリ推しする。


さて、次回はこいつをやろう。
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俺が買ったやつが最後の一本だったようで、もうどこにも無いが、軽い読み物と思って読んで頂ければ。

4月16日(日)の夜のアップを予定している。

今日も御来訪ありがとう。それじゃあまた次回も御来訪よろしく。

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苺はげちょげちょに潰してコンデンスミルクかけて食べるのが好きだ。

だから、あまおう苺なんかは俺にはもったいない。
あれはストレートで食うためのものだ。

そんなわけで、安売りの苺を狙うんだが、どうも最近、安売りの苺が「昔の安売りの苺」より美味しくない。

5年前10年前にダイエーや関西スーパーやマルヤスで買った安売りの苺はもっと美味しかったけどな。

先々週、税抜き298円の苺(名誉棄損になるかもしれないので品種は言わないでおく)を買ったら、ヘタの周りの青い部分が多くて全然美味しくなかった。
なんだかキュウリにコンデンスミルクかけて食べてるみたいな。

だから先週は税抜き398円のやつを買ったんだが、それもやっぱし同じ感じだった。
298円のやつよりはマシだったが。

ちなみに税抜き498円っていうのは無かった。
大阪に住んでいた頃、一番良く買っていたのが498円のやつだったんだが。

だからもう、そういう安いのを買うのはやめた。
回数減らしてでも、もうちょい高めのやつを買うことにした。

それで買ってきたのがこれ。税抜き680円。
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スカイベリーって書いてあるな。新品種か?

味はシャキッとした酸味があり、甘味はそこそこで(最近見かけない)女峰に似ている。
これはコンデンスミルクに合うタイプだろう。
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初めて嗅ぐ香りだ。うーん、どう表現すべきか。
派手な香りというべきか、ヘタすると人工香料と間違えそうというべきか。まあ、いい香りではある。

そしてこれが大切。ヘタの周りまでしっかり赤い。
こうでないと、キュウリやスイカの皮みたいな味になる。

これだあ!これ!この味、この香り、この色!
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やっぱし苺ミルクはこうでないと!
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